
手間ひまを惜しまない店主のこだわりが光る、鶴岡の隠れ家そば処
鶴岡市の静かな住宅街にひっそりと佇む「蕎麦きり 風土(ふうど)」。 ここは、玄蕎麦を店内で石臼手挽きし、その粉で手打ちするという、まさに“挽きたて・打ちたて・茹でたて”の三拍子がそろったお店です。 一口すすると、蕎麦の香りがふわっと広がり、思わず「これは本物だな」とうなってしまいました。
店舗情報
- 店名:蕎麦きり 風土(そばきり ふうど)
- 住所:山形県鶴岡市八ツ興屋字土谷俣55-4
- 電話:0235-22-8650
- 営業時間:11:00〜15:00/17:00〜20:00(※売り切れ次第終了)
- 定休日:不定休(来店前に電話確認がおすすめ)
- 席数:22席(テーブル・座敷あり)
- 駐車場:10台ほどあり
こだわりの“手挽き手打ち”蕎麦
「風土」では、そば粉を業者から仕入れるのではなく、自家製粉。 石臼でじっくりと手挽きすることで、熱を加えずに香りを閉じ込めています。 店主がひと臼ずつ丁寧に挽いた粉を、その日のうちに打つ。そんな丁寧な仕事ぶりが、香り豊かな一杯を生み出しているんです。
また、庄内地方ならではの“麦きり”も提供していて、蕎麦と麦きりを両方楽しめる「合わせ盛り」は人気メニュー。 麦きりには生姜、蕎麦には山葵と、つゆや薬味もそれぞれ最適に仕立てられていて、食べ比べる楽しさもあります。
おすすめメニュー

- 麦きり(手挽き) … 約900円
- 蕎麦と麦きりの合わせ盛り … 1400円前後
- 天ぷら … 約1,000円から2000円
蕎麦はやや太めで力強いコシ、香ばしい蕎麦の香りが口いっぱいに広がります。 つゆは甘すぎず辛すぎず、鰹出汁の旨みがしっかり感じられる上品な味わい。 食後のそば湯はとろりと濃厚で、最後まで満足できる一杯でした。
値段はお高めですが待ち時間があっても天ぷらとお蕎麦はオススメです。
食べてみた感想
私は「蕎麦と天ぷら」をいただきました。 まず蕎麦は、噛むほどに香りが立ち、しっかりとしたコシが印象的。 天ぷらは揚げたてサクサク!!衣はうすめで料亭の天ぷらのようでした。
そして、静かな店内に流れる時間も心地よく、まさに“風土”という店名がぴったりです。
アクセスと周辺情報
鶴岡駅から車で約10分。市街地から少し離れた静かなエリアにあります。 駐車場はありますが、道路に面し、しかも交差しているので駐車場はとめにくかったです。混雑する前に行くのがおすすめです。
観光途中のドライブランチにもぴったりですが待ち時間は覚悟が必要かもしれません。
羽黒山参拝や湯野浜温泉など、鶴岡観光と組み合わせて訪れるのもおすすめです。
まとめ

鶴岡で「本物の蕎麦を味わいたい」と思ったら、まず訪れたいのがこの「蕎麦きり 風土」。
石臼手挽きの香り高い蕎麦と、庄内の伝統“麦きり”が一度に楽しめる貴重なお店です。 売り切れ次第終了なので、早めの時間帯の訪問がおすすめ。 手間を惜しまない店主の一杯に、きっと心もお腹も満たされるはずです。