
山形県尾花沢市にある銀山温泉は、全国的にも知名度の高い温泉地のひとつです。
川沿いに立ち並ぶ木造旅館、赤い橋、そしてどこか懐かしさを感じる町並みは、訪れる人を一瞬で非日常の世界へと誘ってくれます。
「一度は行ってみたい温泉地」「写真で見て憧れている場所」として名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
また、豪雪地帯で有名な尾花沢市ですが冬の雪景色とガス灯が灯る夜の風景は特に人気です。
本記事では、実際に歩いて感じた銀山温泉の雰囲気や魅力を中心に、
できるだけわかりやすくまとめています。
「混雑はどのくらい?」「日帰りでも楽しめる?」「散策だけでも大丈夫?」
そんな疑問を持つ方にも役立つ内容を目指しました。
これから銀山温泉への旅行を検討している方、
山形観光の目的地を探している方の参考になれば嬉しいです。
銀山温泉とは?歴史と成り立ち

銀山温泉は、山形県尾花沢市に位置する、歴史ある温泉地です。
その名前の由来は、江戸時代初期に栄えた**銀の採掘場(延沢銀山)**にあります。
当時この地は、銀の産出によって大いに発展し、多くの人や物資が行き交う活気ある場所でした。
しかし、時代の流れとともに銀山は衰退。
鉱山としての役割を終えたあと、この地に残されたのが豊富な温泉資源でした。
次第に湯治場として利用されるようになり、現在の「銀山温泉」の原型が形づくられていきます。
大きな転機となったのは大正から昭和初期にかけて。
この時代に建てられた木造多層の旅館が、今も川沿いに残り、
銀山温泉ならではの大正ロマンを感じさせる町並みを生み出しています。
これらの建物は単なる観光用の景観ではなく、
実際に宿泊・営業を続けながら大切に守られてきた「生きた歴史」と言える存在です。
また、銀山温泉の特徴のひとつが、
温泉街の規模が大きすぎないこと。
川を中心に、赤い橋と旅館、遊歩道がコンパクトにまとまっているため、
初めて訪れる人でも迷いにくく、ゆっくりと散策を楽しめます。
現在では、
「日本らしい温泉街の風景を残す場所」
「写真映えするレトロな町並み」
として国内外から注目を集めていますが、
その根底にあるのは、銀山の歴史と温泉文化が静かに積み重なってきた時間です。
華やかさだけではなく、
長い年月を経て育まれてきた背景を知ることで、
銀山温泉の景色はより深く、味わいのあるものに感じられるはずです。
銀山温泉の見どころ(昼/夜)
銀山温泉の大きな魅力のひとつは、昼と夜でまったく異なる表情を見せてくれることです。
同じ場所でありながら、時間帯によって雰囲気が大きく変わるため、可能であれば両方の時間帯を体験することをおすすめします。
昼の銀山温泉|町並みと自然をゆっくり味わう時間
昼間の銀山温泉は、自然光に包まれた穏やかな空気が流れ
遊歩道を歩いていると、透き通った川の水の中を、魚がゆったりと泳ぐ姿を見ることができます。
木造旅館の細かな意匠や、建物の重なり、赤い橋の存在感などがよく分かり、
温泉街としての美しさと歴史の奥行きをじっくり感じることができます。
春から夏にかけては新緑が美しく、川のせせらぎと相まって心が落ち着く雰囲気に。
秋には紅葉が町並みに彩りを添え、写真を撮りながらの散策も楽しめます。
冬ほど混雑しにくい時期もあり、静かに歩きたい人には昼の時間帯が特におすすめです。
また、昼間は足湯やカフェ、土産物店なども利用しやすく、
「観光地としての銀山温泉」をバランスよく楽しめる時間帯でもあります。
夜の銀山温泉|ガス灯がつくる幻想的な世界
日が暮れると、銀山温泉は一気に幻想的な雰囲気へと変わります。
川沿いに並ぶガス灯が灯り、木造旅館の外観が柔らかな光に照らされる様子は、
まるで大正時代に迷い込んだかのような感覚を覚えます。
昼間とは違い、人の声も少なくなり、
聞こえてくるのは川の流れと、足音、時折聞こえる橋を渡る音だけ。
この静けさと光のコントラストこそが、銀山温泉が多くの人を惹きつける理由のひとつです。
特に冬は、雪に覆われた町並みとガス灯の光が重なり、
銀山温泉を象徴する景色が広がります。
ただし夜は冷え込みが厳しく、足元も滑りやすいため、防寒や歩きやすい靴は必須です。
昼と夜、どちらも体験してこそ分かる銀山温泉の魅力
昼は「風景と歴史を感じる時間」、
夜は「非日常と静寂を味わう時間」。
この両方を体験することで、
銀山温泉が単なる写真映えする観光地ではなく、
長い時間をかけて大切に守られてきた温泉街であることが、より深く伝わってきます。
銀山温泉のアクセス・駐車場・注意点

銀山温泉は情緒あふれる温泉街である一方、アクセス方法や駐車場のルールを事前に把握しておくことがとても重要な観光地です。
特に観光シーズンや冬季は、知らずに行くと戸惑ってしまうことも少なくありません。
銀山温泉へのアクセス方法
公共交通機関を利用する場合
最寄り駅はJR奥羽本線の「大石田駅」です。
大石田駅から銀山温泉までは路線バスまたはタクシーを利用します。
バスの本数は多くないため、事前に時刻表を確認しておくと安心です。
大石田駅前のバス・タクシー案内はこちらhttps://www.hanagasa-bus-taisei.co.jp/base.html
車でアクセスする場合
車で訪れる方も多いですが、温泉街の中心部までは直接乗り入れできません。
銀山温泉周辺には指定の駐車場が設けられており、
そこから徒歩、または状況に応じてシャトルバスなどを利用する形になります。
🚌 シャトルバス運行について
- 規制期間中は 約20分間隔(9:00〜18:00) で運行。〖公式〗尾花沢市銀山温泉マイカー規制実証事業事務局
- バスは 大正ろまん館 ⇔ 銀山温泉共同駐車場 ⇔ 銀山荘前 を走ります。
- 運行範囲は積雪状況などにより変わるため、直近での確認がおすすめです。〖公式〗尾花沢市銀
🎟 プライオリティ・パス(優先乗車)
- 事前にプライオリティ・パスを購入すると、特定時間帯のバスに優先乗車できます。
- プライオリティ・パス予約 : 株式会社銀山荘(シャトルバス運行事業者)
- 時間帯や販売状況によっては満席になることも。銀山温泉
駐車場利用時のポイント
銀山温泉では、温泉街の景観と安全を守るため、車両規制が行われています。
温泉街のすぐ近くまで車で行けるイメージを持っていると、
「どこに停めればいいの?」と迷ってしまうことも。
- 指定駐車場を利用する
- 路上駐車や無断駐車はしない
- 案内表示・係員の指示に従う
これらは必ず守りたいポイントです。
特に冬季は積雪や凍結により、通常以上に駐車場や道路状況が変わりやすくなります。
観光前に知っておきたい注意点
銀山温泉は、コンパクトな温泉街だからこそ注意したい点があります。
まず、道幅が狭く、遊歩道も限られているため、
混雑時は写真撮影や立ち止まりに配慮が必要です。
他の観光客や宿泊者の通行を妨げないよう、譲り合いの気持ちを大切にしたい場所です。
また、夜間は雰囲気を楽しめる一方で、
足元が暗く、特に冬は雪や氷で滑りやすくなります。
歩きやすい靴と十分な防寒対策は必須です。
さらに、銀山温泉は「静かな温泉街」としての魅力を守るため、
マナーやルールが比較的厳しく設定されています。
大声での会話や無断撮影などは控え、
落ち着いた雰囲気を楽しむ心構えで訪れるのがおすすめです。
銀山温泉観光協会(公式)
https://www.ginzanonsen.jp/
冬季の道路・天候チェック山形県道路情報
https://road.pref.yamagata.jp/
事前準備で銀山温泉の満足度は大きく変わる
アクセス方法や駐車場、注意点をあらかじめ理解しておくことで、
銀山温泉は「行ってよかった」と心から感じられる場所になります。
少し不便に感じる部分もありますが、
それこそが、この町並みと雰囲気が今も大切に残されている理由のひとつ。
ルールを守りながら、ゆっくりと散策することで、
銀山温泉ならではの魅力を存分に味わうことができるはずです。
人気のお蕎麦屋さん→https://www.izunohana.com/