
鶴岡市の南、金峯山の中腹にひっそりとたたずむ「金峯神社(きんぼうじんじゃ)」。
かつては修験道の山岳信仰の場として多くの人々が訪れた歴史ある神社です。開山1350年以上とのこと。
今回は、そんな金峯神社の「中の宮」まで足を運び、自然と静寂に包まれたひとときを過ごしてきました。
参拝後には、社務所の隣にある蕎麦屋さんで、なんと山の湧水をいただけるという嬉しい体験も。
登山初心者の方や静かな時間を求める方にもぴったりの神社でした。
金峯神社とは?

金峯神社は、大同年間(9世紀初頭)に創建されたと伝わる歴史ある神社で、出羽三山信仰とも関わりの深い場所です。
山頂の奥の院まで行くには本格的な登山装備が必要ですが、今回はその中腹にある「中の宮」までをゆったりと参拝してきました。
中の宮には恵比寿様と大黒様、縁結びのご利益も


中の宮の境内には、どこか親しみのあるお顔の恵比寿様と大黒様の像も並んでいました。
商売繁盛や五穀豊穣の神様として知られるお二方。穏やかな表情で出迎えてくれて、自然と手を合わせたくなります。


また、社殿のすぐそばには縁結びの参拝所も。
こぢんまりとしたスペースですが、絵馬をかけられる場所やお参りするための小さな祠がありました。
人とのご縁だけでなく、「自然や土地、神様との良縁」を感じられるような、温かく静かな時間が流れていました。
鈴緒に50個の小さな鈴がついているのですが、最近新調されたようで、この鈴の音がとてもよい音色でしたよ♪
祈願料の300円を初穂料として納めます。願い事を心で唱えながら千代紙を結んでくださいね。
千代紙は、社務所のお守り売り場で先に購入しても大丈夫そうでしたが、社殿にも準備されてありました。
御朱印帳を忘れてしまいましたが、自宅で貼れるように封筒に入れてもらいました。


社務所がある場所までは車で行くことができます。そこから5分程度参道の階段をあがれば中の宮。
自然の中に溶け込むように建つ中の宮にたどり着くと、あたりは静けさに包まれ、聞こえるのは風の音と鳥の声だけ。
苔むした石段や杉木立に囲まれたその風景は、どこか神秘的な空気を感じさせます。
道中には案内板や石碑もあり、歴史を感じながら歩くことができます。


参拝を終えて戻る途中、社務所のすぐ隣にある蕎麦屋さんに立ち寄りました。
蕎麦屋さんの話はまた次回にしますが、お店で冷たい湧水を頂くことができ山の恵みが身体に染み渡りました~
湧水は里の名水・やまがた百選に選定されています。
お水取り用の容器はこちら↓↓↓
ウォーターバケツコンテナ、再利用可能なウォーター缶ウォーターディスペンサーBBQ用ウォーターキャリア
次回は奥の院へ
今回は中の宮までの参拝でしたが、金峯神社には「亀石」や「盃状穴」といった不思議なスポットもあります。
それらはさらに山を登った先、奥の院エリアにあるとのこと。
次回はぜひ、山頂まで登って金峯山のすべてを体感してみたい——そんな気持ちになる神社でした。
鶴岡の自然や歴史に触れたい方、心静かにお参りしたい方におすすめのスポットです。